アイソチャージ
高活性粉体の入った袋から
プロセスへの供給
アイソチャージは、グローブボックス型アイソレータと層流技術を組み合わせたハイブリッド設計と説明するのが最適です。作業者は手袋付きバイザーにより保護され、かつ、開放されている層流ブースによる軟性な作業が可能です。これにより、あらゆるプロセスに粉体を迅速に供給する事が出来、高い封じ込め機能をもソリューションとなります。このシステムは、作業者と環境の両方に対する全ての汚染リスクを管理しながら、袋やドラムからプロセス装置に粉体を供給するように設計されています。
袋むけのアイソチャージ
袋用のアイソチャージは片側が開放されたステンレス製のチャンバーで構成され、袋を容易にアイソチャージ内に取り入れることが可能す。ドアを開けたまま、袋から粉体を出しても、1μg/m 3未満の高い封じ込めレベルを維持する事も可能です。
開口端は、0.7 m/sの吸気速度を提供するようなサイズになっています。チャンバーの奥に行くに従い、断面積がその長さに沿って増加するにつれて、気速は減少し、粉体の入った袋を開いた場所で約0.2 -0.3 m/sの水平な気流になります。このように、部屋から、チャンバ、排気プレナム、フィルタ、ファンを通って、最終的に大気中への一方向の空気移動が形成されます。
内部構造
反応槽への封じ込め対応輸送設備
袋用のアイソチャージ（ローラー併用）
内部構造
この弾丸形のチャンバーはドアを開けた状態で高い封じ込めが達成されており、ドアを閉じても封じ込め能力は変わりません。1人または2人のオペレータが使用するように設計されており、粉体の入った袋はメインチャン...
この弾丸形のチャンバーはドアを開けた状態で高い封じ込めが達成されており、ドアを閉じても封じ込め能力は変わりません。1人または2人のオペレータが使用するように設計されており、粉体の入った袋はメインチャンバの開口端をから導入し、手袋越しに袋を開き、チャンバの下に配置した排出用のホッパーに粉体を注ぎます。排出用のホッパーは、必要に応じてディランパ（塊砕装置）を備えた吸引ホッパを取り付けることも可能です。
ホッパー内に粉体を注ぎ終えた汚染された袋を安全に取り外す為、アイソチャージは排出用のエンドレスライナポートを備えています。そして、ホッパーに注がれた粉体は、輸送先に搭載されたPTSによってホッパーから排出されます。PTSのコントロールはアイソチャージのコントロールパネルにリンクされており、操作中にオペレータがこの場所から離れる必要はありません。複数の反応槽へ設置したPTSに一台のアイソチャージから供給することも可能です。
アクセスドア (手動または自動) は、装置が作動していないときまたは洗浄中に主に使用され、チャンバーの外部への飛散を防止するために設けられます。チャンバの汚れた領域を簡単に清掃する洗浄ガンを内蔵しています。洗浄時に使用した洗浄液は、PTS吸引またはドレインにより廃棄します。
